中国外務省の孔泉スポークスマンは9日北京で行われた定例記者会見で、「キプロス問題は国連の関係決議に基づいて、公正かつ合理的に解決する必要がある」と表明しました。
トルコのギュル外相はこのほど、キプロス平和協議の計画について再提案し、今年6月までにキプロス問題に関するハイレベルの会合を行い、国連のアナン事務総長がそれを主催して、キプロスのトルコ人とギリシャ人及びトルコとギリシャ両国の代表が共に参加するよう要求しました。これについての記者の質問に答えた際、孔泉スポークスマンは「中国政府は今まで、キプロスの独立、主権と領土保全を十分尊重し、トルコ系であってもギリシャ系であってもその合法的な権益を切実に保障することを主張している。この問題で、中国は国連のアナン事務総長が払った努力を支持しており、いかなる解決案でもトルコ系とギリシャ系住民の利益を十分に考慮するべきだ」と述べました。
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