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韓国の外交通商省は5日、30年前の外交文書を公開しました。そのうち、1970年代に発生した大統領選候補だった金大中(キム・デジュン)氏が拉致された事件は注目を集めています。
この文書によりますと、1973年8月、日本に滞在中のキムデジュン氏が当時韓国の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領に反対しているとして拉致され、帰国させられました。このことは、当時韓国と日本両国間の紛争をも招いたということです。
文書が発表された後、韓国国内では異なった意見が出ました。与党は「このことは、人々の歴史認識に役立つ。韓国政府は事実を究明すべきだ」と見ています。野党は「韓国政府のこのやり方の政治的な目的は、野党の代表でパク・チョンヒ元大統領の娘でもある朴槿惠(パク・グンへ)氏に反対することにある」と非難しました。
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