西アフリカ諸国経済共同体第29回首脳会議が12日、ニジェールの首都・ニアメで閉幕しました。参加者は、共同体の役割をよりよく発揮させるため、執行事務局の変わりに委員会の設立を決めました。

　会議は、共同体の各プロジェクトに充分な資金を保障するため、行政の支出をコントロールすると共に、共同体内でプロジェクトの企画と実施にあたる専門機関を設立し、閣僚理事会で決定したエネルギー、通信、運輸業界における地域のインフラ建設のプロジェクトを早期に実施するよう求めました。

　会議中、各国首脳は、前回会議で採択した農業政策の行動計画を確認したほか、事務局が個人企業と航空会社の設立に関する協定に調印することに同意し、この地域の空輸難の状況を改善していくとしています。