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中国では、熊を養殖して胆汁を抽出する技術が根本的に改善されました。これにより、ツキノワグマが胆汁をぬき取られる過程で受ける苦しみは大幅に軽減されるということです。
国家林業局野生動植物保護司の責任者は12日、北京で開かれた記者会見で、「中国は、ツキノワグマを養殖してその胆汁を抽出することによって、野生ツキノワグマの捕獲をできる限り避けることができる」と述べました。
熊の胆は漢方薬の重要な原料で、その効果はその他の薬をもって代替することができません。熊の胆を使用しなければならない漢方薬は120種余りに達し、しかもこれらの漢方薬に頼る患者も多くいます。中国で熊を養殖してその胆汁を抽出することは1980年代中期から始まったものですが、データによれば、ツキノワグマ一匹を養殖してその胆汁を抽出すれば220匹のツキノワグマの捕獲を避けることができるということです。
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