温家宝首相は20日北京で、アメリカのブッシュ大統領と会見し、双方は中米関係や、ともに関心を寄せる国際問題や地域問題について意見を交換しました。

　温家宝首相は「両国関係の健全な発展は両国人民の利益に合致するだけでなく、世界にとってもプラスとなる。中米関係には紆余曲折があったものの、当面の情勢が全体的によいものである。両国は共同の利益を求め、協力を拡大すべきだ」と述べました。

　これに対し、ブッシュ大統領は、両国には共同の利益があると認め、「全ての問題で見解の一致に達するのではないものの、双方は、誠意を持って、友好的に話し合うという点で一致している」と述べました。