レバノンのハリリ元首相暗殺事件を調べる国連独立調査委員会が、アナン事務総長に初めての報告書を提出したあと、シリアや、レバノン、アメリカなどはそれぞれ報告に対し、反応を示しています。
シリアのダフララ情報相は「独立調査委員会の報告書は政治的目的を持っており、中東地区の情勢を一層緊迫化するだろう」と述べました。シリアの国連大使も「この報告書は信頼できない」と表明しています。
同日、レバノン大統領府は声明を発表し、ラフード大統領がハリリ元首相暗殺に関与するとの言い方を否定しました。このほか、アメリカのブッシュ大統領は21日、報告書を討議するため、早期に会議を開くよう国連に呼びかけました。
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