イスラエル最高裁判所は15日、イスラエル政府には、ヨルダン川西岸で隔離壁を修築する権利があると、判決を下しました。
これについて、最高裁は、「原則上、イスラエルには、1967年時点での中東戦争の停戦ラインのパレスチナ側で、隔離壁を修築する権利がある。隔離壁の修築は国際法違反だと、2004年ハーグ国際法廷が出した判決は、イスラエルに対して拘束力がない」と明らかにしました。
最高裁は同時に、ヨルダン川にある五つのパレスチナ集落の影響を規制するため、イスラエル政府はこの地区の付近にある隔離壁の路線を考え直さなくてはならないと言い渡しました。
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