北京で行われている朝鮮半島の核問題をめぐる第四回6ヶ国協議は5日、引き続き中国側が提出した共同文書草案について交渉を続けました。
当日午前、朝米、韓米と韓朝のそれぞれ二国間協議が行われ、共同文書について一致を見出す交渉が行われましたが、アメリカ代表団のヒル団長は、「アメリカと朝鮮には『非核化』問題で尚も食い違いが存在している。アメリカは朝鮮による民間核施設の保有反対の立場を堅持する」と述べました。
ヒル団長はまた、「核査察は共同文書の要点の一つであるが、いかに査察するかについては文書では触れていない。その段取りと方式については次の段階の協議で討議する」と表明しました。
日本と韓国の代表団の団長も当日、各側は、共同文書の制定のため、最後の努力を払っているとしています。
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