アメリカ国務省は26日、アメリカ人に対してメキシコへの観光旅行を中止するよう渡航勧告を出しました。国務省はこの渡航勧告で「メキシコ、特にアメリカとメキシコの国境線辺りでは暴力的な衝突が激しくなり、アメリカ観光客の身元安全問題を注意するよう」呼びかけました。
報道によりますと、メキシコ駐在アメリカ大使館のガルザ大使は、この渡航勧告で「今年6月以来、アメリカとメキシコ国境線辺りで、麻薬取引に絡んだ暴力事件が発生し100人ぐらいの死亡者をもたらし、そのうち、18人の警察官が死亡した。このため、渡航勧告の中止が必要だ」と述べました。また、「メキシコ政府は暴力事件の取締りでもっと有力な措置を取らなければならない」と強調しました。
これに対して、メキシコのフォクス大統領は、「どんな外国政府でもメキシコ政府への内政干渉には反対する」と述べました。
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