国連安保理は26日、決議を採択し、紛争中の児童を保護するため、監督、報告と制裁メカニズムを確立し、紛争の関連側が児童を傷害する6種の罪に対して監督を行うことを決めました。決議にもとづいて、安保理は作業グループを設立し、国連事務総長が提出した紛争地区の児童の被害情況についての報告を審議することを担当します。児童保護に関する国際法に違反した紛争関連側に対して、安保理は規定された期限内でその侵害行為を停止するよう要求します。もし紛争関連側が侵害行為を停止しなければ、安保理はそれに対して制裁の実施を考えます。伝えられるところによりますと、安保理がこのようなメカニズムを確立することは国連の史上ではじめてのことです。
国連が発表した最新の統計データでは、これまでの10年間に、全世界で約200万人の児童が武力衝突の中で死亡し、600万人の児童が負傷または身障者となったとのことです。
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