エジプトの保養地シャルムエルシェイクで23日未明同時爆破テロが発生し、少なくとも88人が死亡し、200人以上が負傷しました。国際社会は、このテロ事件を相次いで糾弾すると共に、エジプトの政府と人民への支持を表明しています。
国連のアナン事務総長は声明を発表し、一般住民を標的としたこのテロ行為を糾弾すると共に、「如何なる口実でもこうしたテロ行為のために罪を言い逃れることができない」としています。
イスラム諸国会議機構は声明を発表し、イスラム諸国がこのようなテロ事件の再度発生を防止し、宗教的過激行動に反対する新たな措置を取るよう呼びかけています。
湾岸協力会議やイスラム世界連盟もそれぞれ声明を発表し、シャルムエルシェイクで起きたテロ襲撃事件を糾弾し、テロリズムに対抗するためエジプト政府が取る措置を支持する態度を表明しました。
ロシアのプーチン大統領は、エジプトのムバラク大統領に弔電を送り、「全人類が団結してこそ、テロリズムに打ち勝つことが出来る」と主張しています。イタリアの指導者は、「イタリアがテロリズムを取締るという立場は絶対に変わることはないだろう」と表明しました。
アメリカとEU・欧州連合もそれぞれ声明を発表し、テロリストを一掃するため、エジプト政府に援助を提供したいとの意向を示しました。
このほか、サウジアラビア、イスラエルやヨルダン、シリア、イラクなどエジプトの周辺諸国の政府及びフランス大統領府、ドイツのシュレーダー首相、スーダンのバシル大統領、パキスタンのムシャラフ大統領もそれぞれ声明を発表したり、或いはムバラク大統領に弔電を送ったりして、テロリズムのこの卑劣な行為を強く糾弾しました。
|