ドイツのシュレーダー首相は12日、ドイツを訪問中のパキスタンのアジズ首相と会談を行い、国連の改革などの問題について意見を交換しました。
シュレーダー首相は会談後の記者会見で、「ドイツとパキスタンは共に、国連改革は当面の急務であると見ているが、改革の速度の問題では意見の食い違いがある」と述べました。
アジズ首相は、「パキスタンは国連の改革を支持する。しかし、安保理の拡大は単に国連改革の構成部分の一つにすぎず、しかも国連の全ての加盟国の共通認識の上で行われなければならない。また、安保理の拡大案は広範に受け入れられる、公正で、真に代表性のあるものでなければならない」と述べました。
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