アメリカのブッシュ大統領は24日、ホワイトハウスで、アメリカを訪問中のイラク移行政府のジャファリ首相と会談を行った後、「イラク駐留アメリカ軍の撤退のスケジュールを設定しない」と述べました。
ブッシュ大統領は会談後の記者会見で、「イラク駐留アメリカ軍は引き続き、イラク治安部隊の養成を援助し、その部隊が国家防衛の責任を担うことができるようにする」と述べました。
ジャファリ首相は談話の中で、世界各国がイラクの側に立ち、かつイラクを援助するよう呼びかけました。
ジャファリ首相は、ブリュッセルで開かれたイラク問題に関する国際会議に出席した後に、ワシントンに着きアメリカ訪問を始めたものです。これはまたジャファリ首相がはじめてブッシュ大統領と会談を行うものでもあります。
ジャファリ首相がブッシュ大統領と会談を行った当日、イラク駐留アメリカ軍は、「アメリカ海兵隊の軍用車がこの日、ファルージャで、自動車爆弾の襲撃を受け、アメリカ軍兵士6人が死亡した」と確認しました。これでイラク戦争が始まって以来、アメリカ軍兵士の死亡者はすでに1730人を超えました。
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