イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は21日、エルサレムで会談を行いました。会談後、シャロン首相は、「イスラエルは近いうちに、ヨルダン川西岸の2つの都市の安全支配権をパレスチナ側に移譲する」と発表しました。
シャロン首相のスポークスマンは、「イスラエルは、今後2週間以内にヨルダン川西岸の都市ベツレヘムとカルキリヤの2都市の安全支配権をパレスチナ側に移譲する。同時に、さらにより多くのパレスチナ囚人の釈放を考えている。しかし、その条件として、パレスチナ側は確実な行動を取って、パレスチナ武装勢力の行為を効果的に取り締まらなければならない」と述べました。
同じ日、パレスチナ自治政府のクレイ首相は、ヨルダン川西岸の都市ラマラで、「パレスチナとイスラエルの指導者の当日の会談は予定の成果を収めていない。イスラエルは、パレスチナが提出した多くの問題に対して積極的な答えを出さなかった。パレスチナはこれに失望を感じている」と述べました。
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