このほど、中国の李肇星外相は国連安保理改革問題について、AU・アフリカ連合委員会のコナレ委員長とナイジェリアのアデニジ外相とそれぞれ電話会談をしました。
李肇星外相は「国連安保理の改革は国連のすべての加盟国の共通利益にかかわっており、各方面の切実な利益にも及んでいる。民主性を重んじ、十分な協議を行い、幅広い共通認識に達するべきだ。各方面が改革案について共通認識を達成していない状況の下で、枠組的な決議案を急いで提出し、それを表決しようとすることは国連加盟国の団結に不利であり、国連改革の初志に背き、発展途上国の利益を損なうことになる」と述べました。
これに対し、コナレ委員長は「中国はアフリカの友人であり、中国の立場はアフリカにとって非常に重要である。アフリカは国連改革のため、アフリカの団結を犠牲にすることが出来ない」と述べました。
アデニジ外相は中国側の注目を理解し、中国と密接な連携を保っていくことを示しました。
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