アラブ連盟のムーサ事務局長とエジプトのゲイト外相は19日それぞれ声明や談話を発表し、このほどイラクで発生した宗教派閥間の紛争に注目すると表明しました。
ムーサ事務局長はその声明でイラクで起きたスンニ派信者を殺害する事件に憂慮を示し、関係者が、イラク各派の間の分裂策動に対し冷静を保つよう呼びかけ、「イラク国内の民族団結は、イラクの統一の有力な保障となるべきだ」と強調しました。
同じくこの日、エジプトのゲイト外相はカイロで、「イラクでエスカレートしている宗教派閥間の紛争に注目している」と表明し、イラクの移行政府が政治勢力を動員して暴力を阻止するよう呼びかけると共に、「イラクで安定と民族団結が回復されるために、エジプトは強力に支持していく」と表明しました。
|