日本厚生労働省の森岡正宏政務官が26日発表した第2次世界大戦の日本のA級戦犯に関するでたらめな発言に対して、中国国営通信社の新華社通信は27日、論評を発表し、森岡政務官の発言を反駁しました。
森岡政務官は26日に開かれた自民党の国会議員会議で、「A級戦犯は罪人ではない」と極東国際軍事法廷の裁判結果を公然と否定し、靖国神社で供えている14人の第2次世界大戦のA級戦犯に罪から逃れています。新華社通信はこの論評の中で、「森岡政務官の発言は日本国内の右翼勢力が戦犯ために判決の結果を覆そうと企むことを反映している。小泉首相がこのほどの靖国神社参拝のために弁解する一連の言行こそ、日本の右翼勢力の気炎を助長した」と指摘しています。
短評は、「森岡政務官のでたらめな発言は日本野党の非難を招いた。一部の野党の指導者は、森岡政務官の歴史を歪曲する発言が赤裸裸に侵略戦争を美化するもので、小泉首相の靖国神社参拝は森岡政務官の立場を認可したものであると批判している」と述べています。
論評は最後に、靖国神社の問題は実際に、日本政府があの歴史に正しく対処することが出来るかどうかということである。日本側は実際の行動で侵略の歴史を反省する承諾を表さなければならない。こうしてはじめて、国際社会特にアジア隣国の人民の信頼を得ることができる」と指摘しています。
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