パキスタンのムシャラフ大統領は25日、イスラマバードで、パキスタンを訪問中のインド商工連合会代表団と会見し、「パキスタンとインド双方はカシミール紛争の解決のため、一日も早く政治上効果ある進展をはかり、同時に両国の経済貿易関係の発展をすすめらなければならない」と述べました。

　ムシャラフ大統領は、「両国の指導層は現在の得難い『平和的契機』を逃さず、『政治的誠意』を示し、一日も早く両国間の全ての紛争、特に、カシミール紛争を解決しなければならない。これらの歴史的懸案問題を解決することは両国の経済貿易協力の展開にプラスとなる」と述べました。

　ムシャラフ大統領は先週、パキスタンメディアのインタビューに答えた際、「インド側が積極的な誠意を示すならば、カシミール紛争は今後１年以内に解決できる望みがある」と述べました。