イラク移行政府のズィバリ外相はこのほど、国連安保理の今月の議長である、デンマークの国連駐在代表に書簡を送り、アメリカの指導しているイラク駐留多国籍軍の任期延長を許可するよう安保理に求めました。

　ズィバリ外相はその書簡で、『イラク移行政府は、今年末に総選挙を行うと共に、その政治的移行プロセスを最終的に終了するまで、多国籍軍がイラク駐留を継続することを希望する。イラク安全部隊は、現在では、まだ、国家の安全保障と国境を守る責任を全部担うことができない』と述べました。

　報道によりますと、安保理は、来週多国籍軍の任期問題について審議するということです。