EU・欧州連合の外相会議は23日、EUとイランが25日行う新ラウンド交渉を順調に進行させるため、ウラン濃縮作業を再開しないようイランに求めました。
EUのいまの議長国であるルクセンブルクのアッセルボン外相は当日の会議の後行われた記者会見で、「EUとイランとの関係はイランが敏感な核活動凍結という承諾を遵守できるかどうかによって決まり、これら承諾は一時的な政策ではないはずだ」と述べました。
EUの高官によりますと、「EU外相会議は、EUと代表してイランと核問題についての交渉を行うドイツ、フランスとイギリスの立場を支持しする」と表明しましたが、これに先立ってこれら三国は、もしイランが核計画の実施を回復するなら、EUはイラン核問題を国連安保理の審議に付すというアメリカの提案を支持すると警告しています。
同じ日、アメリカのライス国務長官は、ある会議の席上、「世界は、イランによる核開発計画の実施を決して許さない」と強調し、ホワイトハウスのマクレラン報道官も、EUを代表してイランと交渉し、イランの核問題解決のため払っているドイツら三国の努力を支持するとのアメリカ政府の態度を表明しました。
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