唐家セン国務委員は、21日北京で、日本自民党の武部幹事長と公明党の冬柴幹事長らの一行と会い、「中日双方は両国間に存在している問題を正しく認識しえ適切に処理し、積極的な要素を十分に引き出し、両国関係の健全かつ安定した発展を推進させていくべきだ」と述べました。
唐家セン国務委員はその際「胡錦涛国家主席がジャカルタで小泉首相と会見した際に打出した中日関係改善についての5つの主張は、重要な現実的意義と深い歴史的意義がある。当面重要なのは、中日双方が共同行動をとり、確実で効果のある措置を講じて、両国の指導者が達した共通の認識を真剣に実施することだ」との考えを示しました。
当日、中国共産党中央対外連絡部の王家瑞部長も武部幹事長と冬柴幹事長と会見し「日本の二つの執政党の幹事長が共同で中国を訪問することは、中日双方が歴史を鑑みにし、未来に向けるという基礎を踏まえ、両国関係発展の大計をはかることにプラスとなる」と述べました。
これに対し、武部・冬柴両幹事長はいずれも「日本は歴史上誤った国策を実施し、中国人民に巨大な損失をもたらした。これは認めらなければならない事実だ。日本側は、日中双方の指導者のジャカルタ会談での精神にのっとり、両国の執政党間の友好往来、及び両国の民間の友好往来を引き続き強化させ、両国関係の順調な発展のため条件を作り出していく」と述べました。
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