イギリス外務相のスポークスマンは、29日、「イランとEU・欧州連合を代表するイギリス、フランス、ドイツ三カ国は、当日ロンドンで、イラン核問題を巡る新たな交渉を行ったが、いかなる協定も達成できず、物別れになった」と明らかにしました。同時に、このスポークスマンは、「今後この問題に関する協議を続け、適切な時期に交渉を回復させることを双方は共に了承している」と強調しました。
今回の交渉では、双方は主にイランが3月末に提出した妥協案について討議しました。すなわち、国際監督の下で、ナタンズに建てられている小型濃縮ウラン施設が、濃縮ウラン活動に関する小規模の「テスト試験計画」を回復することについてです。
EUとイランが核問題を巡る交渉を開始して以来、EUはイランに、濃縮ウラン活動を放棄するよう要求していますが、イラン側はイランには「核拡散防止条約」遵守の下で平和目的利用で核エネルギーを開発する権利があると、一貫して主張しています。
|