イラクの主な当選党派は、新しい内閣の主要メンバーの指名でいまだに合意に達していないことから、今月の25日の新しい閣僚リスト発表が再び延期されました。
イラク暫定議会における最大の政治連盟であるシーア派を主とする「統一イラク同盟」のメンバーマリキ氏は25日、「新しい閣僚リストは26日に発表される可能性がある」と述べました。
「イラク人のリスト」のメンバーフセイン・サドル氏は25日、「シーア派とクルド連合はアラウィ首相が率いる『イラク人のリスト」を故意に排斥しているが、これは民族調和に悪い影響をもたらす」と非難しました。
同日、EU・欧州連合外相会議はルクセンブルクでコミュニケを発表し、「イラクでの組閣がいち早く実現し、国連安保理の1546号決議で定めたイラクの政治プロセスのいち早い完了を希望している」と述べています。
25日付けのアメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」によりますと、アメリカのチェイ二?副大統領とライス国務長官はこのほど、それぞれ談話を発表し、いち早い組閣をイラクに促しました。
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