アメリカ国務省のバウチャースポークマンは11日「アメリカ議会はイランの民主化を支持するため、300万ドルの資金援助を拠出した」と確認しました。
これはこの25年来、アメリカ政府がイラン民主化に資金を提供することを初めて公然と認めたものです。
バウチャースポークマンは当日ワシントンで記者会見し「国務省はイランの民主化と人権状況を改善させる計画を開始した」とした上で、「アメリカの行為はけっして内政干渉ではない」と表明しました。
一方、イランのザリフ国連大使は「アメリカの計画はイランの内政に干渉するものだ。イランは如何なる組織や個人もこの資金援助を受けることを禁止する」と強調しました。
ここ数年来、アメリカはイランを「悪の枢軸」とし、イランがテロリズムを支持し、核兵器を開発しようとしている」と非難しています。これに対しイラン側は否認しています。
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