パレスチナ自治政府のアッバス議長は9日、ラマラで声明を発表し、イスラエル軍兵士が当日3人のパレスチナ人を殺害した事件を強く非難し、「これはパレスチナとイスラエルの相互停戦を故意に破壊した行為だ」と指摘しました。
アッバス議長はメディアに対して発表したこの声明の中で、「パレスチナ側はパレスチナ人の犠牲を容認できない。イスラエル政府は平和を望むならば、事実で証明しなければなれない」と強調しました。
当日、ラファ南部、エジプトと接する国境に駐屯しているイスラエル軍兵士はサッカーを遊んでいるパレスチナ少年に発砲し、3人を死亡させました。これはパレスチナ各派が3月17日にイスラエルと相互停戦を実施して以来、イスラエル軍兵士がはじめてパレスチナ人を殺害する事件となっています。
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