日本の右翼団体「新しい歴史教科書を作る会」が改訂した歴史を歪曲し、侵略を美化する教科書は、5日、日本の文部科学省の検定を通過しました。中国、朝鮮、韓国は、同日日本の文部科学省のこの決定を強く非難しました。
中国外務省のスポークスマンは、「日本政府は中国側の数回にわたる厳正な交渉を顧みることなく、日本の右翼団体が編纂した歴史歪曲の教科書を許可することに、中国は憤りを覚える」と述べました。中国外務省の責任者の一人・喬宗淮氏は、日本の阿南惟茂中国駐在大使を緊急に外務省に呼び出し、また王毅日本駐在大使は東京で、日本政府に交渉を申し入れました。南京市の歴史学者と大虐殺生存者は日本政府に強く抗議しました。
韓国のバン・キムン(潘基文)外交通商相は、「韓国政府は教科書の歴史を歪曲した部分を改正するよう引き続き日本に要求する」と述べました。韓国の各主要党派も声明を発表し、日本の歴史教科書を強く非難しました。韓国の民衆は韓国駐在日本大使館の前で大規模なデモを行いました。
朝鮮、韓国及び海外の朝鮮人からなる民間団体「『北南共同宣言』を貫徹する北、南、海外連合活動委員会」は、5日、共同声明を発表し、「日本の文部科学省が歴史の真相を歪曲した教科書の検定を通過させたことは歴史に反する行為だ」としています。
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