中国外務省の秦剛スポークスマンは5日北京での記者会見で、「中国側はパレスチナとイスラエルがチャンスを逃さず、和平交渉をいち早く回復するよう期待する」と述べました。
これは、秦剛スポークスマンが中国の王世傑中東問題特使の中東歴訪の情況を紹介した際、述べたものです。
それによりますと、王世傑特使は先月末から中東地区への訪問を始めたもので、今、パレスチナとイスラエルへの訪問を終えてエジプト入りしています。訪問期間中、王世傑特使はいまの中東情勢及び中東の和平プロセスなどの問題について、各側と踏み込んだ意見交換を行いました。
王特使は、また、パレスチナとイスラエル双方が和平実現のために払った努力を高く評価し、双方がチャンスを逃さず、和平交渉をいち早く再開するよう期待し、更に、「土地と平和の交換」という原則は中東問題にとっては、依然と現実的で、かつ指針的な意義があるとの見解を示しました。
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