中国外務省の劉建超スポークスマンは3日北京でローマ法王ヨハネ・パウロ2世の死去について記者の質問に答え、「中国側はローマ法王ヨハネ・パウロ2世の死去に哀悼の意を示す」と述べました。
劉建超スポークスマンはその際「ローマ法王はかつて、歴史において教会の一部の人が中国人民に対して犯した誤りに、侘びを表した。ローマ法王庁と中国カトリック教徒との間は宗教的な絆で結ばれており、これは中華民族の団結を損なってはならず、如何なる形によって、中国の独立と主権を弱体化してはならないことを示した。これは中国とバチカンとの間の関係改善にプラスとなる。中国は中国とバチカンとの関係の処理でこれまで一貫して2つの基本的な原則を堅持してきた。つまり、バチカンは必ず台湾とのいわゆる外交関係を断ち切り、中華人民共和国が中国の唯一の合法政府であると承認すること。また、台湾は中国領土の分割できない一部分であり、バチカンは宗教の名義で中国の内部の実務に干渉しないことを含む中国の内政に干渉してはならないことだ」と強調しました。
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