中国外務省の劉建超スポークスマンは31日北京での記者会見で、「中国では、日本国民に反発する感情は存在せず、中日間の経済協力と貿易は政治化されることをも望んではいない」と表明しました。
一部の中国人が日本の国連常任理事国入りに反対していることに触れた際、劉建超スポークスマンは、「中日友好は両国国民の共通の願いであり、中国には日本国民に反発する感情はない。一部の中国人が日本の国連常任理事国入りに反対したのは、日本側が正しく、客観的に、かつ責任を持って歴史問題に対処することができないからである」と指摘しました。
中国の東北地域で現れた日本製品排斥現象について、劉建超スポークスマンは、「ここ数年、中日両国の経済協力と貿易は急速に成長しており、両国民にも実際の利益をもたらしてきた。中国は、経済や貿易の問題が政治化されないよう期待すると同時に、日本側が歴史問題で正しい態度を取り、責任を持って歴史を正しく認識し、両国の経済協力と貿易の推進で実際行動を取るよう期待している」と述べました。(03/31)
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