国連人権委員会第61回年次総会で16日、日本の小野寺五典外務大臣政務官が、歴史問題に対する日本政府の立場ははっきりしており、再度述べる必要はなく、歴史問題と人権委員会が討論する問題とは無関係だと発言した。
中国の沙祖康・駐ジュネーブ国連大使はこの発言に対し、次のように述べた。
今年は反ファシスト戦争勝利60周年に当たる。60年前に起きたすべてが今日にとって深い意義を持っている。第2次大戦中に日本が中国やアジア太平洋地域の他国を侵略したことで、これらの国に史上例を見ない災難がもたらされた。中国は最大の被害者であり、1千万人以上の中国人が虐殺された。南京大虐殺だけで30万人が殺害された。中国の人民は当時の歴史を永遠に忘れることはなく、歴史の繰り返しも望まない。歴史を忘れることは背くことを意味する。
偉大な国は勇気を持って歴史を直視し、未来に向かう必要がある。日本がドイツのように自己の戦争の歴史を直視するよう希望する。(編集SN)
「人民網日本語版」
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