イタリアが15日イラクから駐留軍を撤退させると表明したことに対して、16日、ブッシュ大統領とブレア首相は、イラク駐留軍撤退のタイムテーブル作成をそれぞれ拒否しました。
16日、ブッシュ大統領は、ホワイトハウスの記者会見で、一部の同盟国がイラクから駐留軍を撤退させる願望への理解を示した上で、「イラク駐留アメリカ軍はイラクの治安力に自国を守る能力がついてから撤退し始める」と明らかにしました。
当日、ブッシュ大統領はイタリアのベルルスコーニ首相にも電話を入れ、主にイタリア軍の撤退について意見交換を行いました。電話の中で、ベルルスコーニ首相は、「イタリアはイラク駐留軍の早期撤退を希望している」と述べ、今年9月から、一部の駐留軍の撤退を実施すると示唆しました。
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