イスラエルを訪れた国連のアナン事務総長は13日、「国連はパレスチナとイスラエルの平和プロセス推進を支持している」と表明しました。
アナン事務総長は、イスラエルのシャロン首相と会談した際、シャロン首相の一方的行動計画推進の決意を高く評価し、この計画がパレスチナとイスラエルの中東和平『ロードマップ』計画の推進回復にプラスとなることを期待し、「国連は、パレスチナやイスラエルと共に引き続き平和プロセスを推進していきたい」と述べました。
シャロン首相は、「イスラエルは『ロードマップ』計画の規定に基づき、2001年3月以来、ヨルダン川西岸に設置した24の非合法的な入植地を撤去するが、その前提は、パレスチナ自治政府が過激組織を解散させ、政治改革の進展を強化することである」と述べました。
別の報道によりますと、イスラエル政府は13日、「パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスがパレスチナ立法委員会の選挙に参加することは将来のイスラエルとパレスチナとの交渉に悪影響を及ぼすだろう」との考えを示しました。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は同じく13日、「パレスチナ各武装勢力の指導者は、近いうちにエジプトで開かれる会議に参加し、イスラエルに対する襲撃停止とパレスチナ内部の政治的配置を討議する」と表明しました。
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