国務院の温家宝総理は5日、第10期全国人民代表大会第3回会議の政府活動報告の中で、「平和統一、一国二制度」の基本方針と現段階の両岸(大陸部と台湾)関係の発展、祖国の平和統一プロセスの推進に関する8項目の主張を堅持し、台湾海峡の平和と両岸関係の安定的発展を維持していく姿勢を示した。
温総理は次のように述べた。
われわれは両岸の人々の往来、経済・文化などの分野における交流と協力、両岸の直接の「三通(通信、通航、通商)」を奨励し、推進していく。「一つの中国」の原則を基礎とした、両岸の平等な協議・交渉の再開に引き続き努力する。両岸関係の発展と平和統一に有利なことであれば、われわれは最大の努力を尽くす。今回の大会で審議される「反国家分裂法」草案は、われわれが最大の誠意、最大の努力を尽くして平和統一の実現に努力する立場を十分に体現するものであり、国家主権と領土保全を守り、「台湾独立」を掲げる分裂勢力がいかなる名において、いかなる形で台湾を中国から分裂させることも容認しないという全中国人民の共通の意思と堅い決心を示すものだ。われわれは台湾の同胞と、祖国統一という大事業を成し遂げるために共に奮闘する。(編集UM)
「人民網日本語版」2005年3月6日
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