イランのハメネイ最高指導者は3日テヘランで、「ウラン濃縮活動を中止せよというアメリカとEU・欧州連合の要求は、イランの発展と進歩を阻止するためだ」と述べました。
ハメネイ最高指導者は当日、学生の代表と会見した際、「アメリカとEUの態度は異なっているが、一イランに圧力を与え、ウラン濃縮活動を中止させる点では一致している。ウランの濃縮は科学的な発展を達成させる方法だ。アメリカとEUがこの問題でイランに敵視的態度を取るのは、イラン国民が発展と進歩を勝ち取るのを希望しないからだ」と述べました。
去年の12月以来、イギリス、フランス、ドイツの3国はEUを代表してイランの核問題について、イランと一連の交渉を行い、ウラン濃縮活動を放棄するようイランに説得してきましたが、アメリカは、「イランが秘密裏に核兵器を開発している」として、この問題を国連安保理に提出するよう何回も要求すると同時に、「武力を使用する可能性を排除しない」と公言してきたものです。
|