中国外務省の劉建超スポークスマンは1日北京での記者会見で、アメリカ国務省がこのほど発表した「2004年度国別人権報告」で中国の人権状況を非難していることについて、「アメリカ側が中国の人権状況は重要な進展を収めているという基本的事実をはっきり見極め、人権問題を口実にして中国の内政への干渉をやめるよう中国側は勧告する」と述べました。
劉建超スポークスマンはその際、「アメリカ側はこれまで何回もこのような報告を発表してきた。事実が証明しているように、アメリカのこのやり方は中米関係の改善にはプラスとならず、中米間の人権問題での対話強化、相互理解の増進、相違点の縮小にもプラスとはならない。アメリカ側が、中国が人権分野で重要な進展を収めているという事実を無視し、人権報告をまたも発表して中国に対し根拠のない非難を行っていることに対し、中国側は強い不満を覚え、これに強く反対する」と述べました。
劉建超スポークスマンは更に、「中米双方は人権問題で相違点があり、このような相違点を縮小し、問題を解決する最適な方法は、双方が平等と相互尊重を踏まえて対話を行い、対話を通じて相違点を縮小していくことだ」と強調しました。
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