中国外務省の劉建超スポークスマンは28日、北京で、「中国側はシリアがレバノンからの軍撤退であらわした積極的な姿勢を歓迎する」と述べました。
このほど、シリア政府は『タイフ合意』に基づき、レバノン駐留シリア軍を調整し、その大部分の軍隊をレバノンから撤退すると発表しました。これを受け、劉建超スポークスマンは記者からの関連質問に答えた際、「中国側は、シリアのこの声明に注目をよせ、シリアとレバノン双方が関連計画で早期に意見の一致を見せ、シリアのレバノン駐留軍隊の問題を妥当に改善することを期待する」と述べました。
『タイフ合意』は1989年、レバノン各派代表がサウジアラビアのタイフで調印したもので、レバノン国内各政治勢力の権力配分計画を確立し、15年続いていた内戦に終止符を打ちました。協議はまた、レバノンの内戦終了後、シリアが徐々に駐留軍を撤退することを求めています。
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