朝鮮のキム・ジョンイル最高指導者が21日、朝鮮の6ヵ国協議復帰に関する立場を示しました。これについて韓国、アメリカ、ロシアは、それぞれ反応を示しました。
韓国のバン・キムン外交通商相は、「キム・ジョンイル最高指導者の示した態度は人々に積極的に考える余地を与え、肯定すべきである」と述べました。
アメリカ国務省のパウチャー報道官は、「アメリカは、平和と外交のルートを通じて朝鮮半島の非核化を実現させることを希望している。アメリカは、中国との接触を保ち、中国共産党中央対外連絡部の王家瑞部長のピョンヤン訪問と朝鮮の核問題の最新情況について交流を行っている」と述べました。
ロシア外務省は声明を発表し、朝鮮の6ヵ国協議復帰に関する談話に歓迎の意を示し、「ロシアは、6ヵ国協議が朝鮮半島の非核化実現とその関係問題を解決する最も良いルートであると考えている」と述べました。
朝鮮外務省は去る10日、「朝鮮は核兵器を保有し、6ヵ国協議を無期限に中止する」という声明を発表しました。また、キム・ジョンイル最高指導者は21日ピョンヤンで中国の王家瑞部長と会見した際、「朝鮮は6ヵ国協議に反対することはない。もし、第4回6ヵ国協議開催の条件が整えば、朝鮮はいつでも協議に復帰する用意がある」との考えを示しました。
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