中国各地、どこでも龍のちょうちんが見られるのも元宵節です。龍は吉祥を表す神話上の動物で、民族のシンボルでもあります。台湾では、早くから長さが約7,8丈もある龍のちょうちんがありました。龍のちょうちんは、竹の骨組みに、薄い布を貼って作られており、頭と体の部分には、10数本のロウソクがともされています。そして、担ぐための木の柱を付けて、数人でそれを担いで、歩きまわります。その龍が玉を追う姿は、踊りのようであり、それは美しいもので、「弄龍」とよばれています。
農暦の15日、獅子舞がいっせいに始まります。これを「弄獅」とよびます。この獅子舞は、カンフー(功夫)を表していて、厄除けと平安の祈りがこめられています。獅子舞も旧正月のおめでたいものの一つです。
龍が舞い、獅子が踊る時、銅鑼の音が天まで響き、爆竹の音が絶えません。これまた、元宵節の賑やかな雰囲気をかもしだしています。
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