その昔、なぞなぞちょうちんは、お寺や廟で行われていました。お寺や廟は人々の憩いの場であるため、また、かざりちょうちん品評会や展示が行われていたためです。ちょうちんの上になぞなぞの題目が書いてあり、元宵節になると、関係者はなぞなぞちょうちん大会を開催し、それは賑やかなものでした。当てれば、賞品を持って帰れるので、これも小正月の幸先のよいものとされていきました。
現代では、なぞなぞちょうちんは、新聞や雑誌に掲載されたり、お寺や廟がテレビでなぞなぞちょうちん大会が中継され、テレビからなぞなぞに挑戦します。これも民俗文化の変化であり、人々の満足感を満たす新しい変化なのでしょう。そして、伝統文化が社会の中で変化していったとも言えるでしょう。
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