元宵節は、またの名をちょうちん節ともよばれています。なので、飾りちょうちんは、元宵節の主な見物です。人々は、この飾りちょうちんのことを「太鼓ちょうちん」ともよびます。なぜならば、かつて、子供たちがちょうちん型の太鼓を持っていたからです。元宵の飾りちょうちんは、その種類が多く、お寺や廟のカラフルなちょうちん、店舗の走馬灯、子供の持つ太鼓型のものなどがあります。ちょうちんの種類は多いのですが、基本的に2つに分類することができます。1つは、「関刀灯」、「兎灯」、「水果灯」、「半灯」などです。もう1つは、民間伝説をもとに作られたちょうちんで、現在では、その多くが電気式の飾りちょうちんになっています。
民間伝説としては、「状元遊街」、「八仙賀寿」、「桃円結義」などがあります。これらはみな、道教の教えを表現しています。台北市では、毎年、各お寺や廟で飾りちょうちんの品評会があります。例えば、龍山寺、祖師廟、青山宮、保安宮、関渡宮、松山慈佑宮などで、各種、カラフルなちょうちんが展示されます。
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