これはアッバス議長が当日、釈放されたパレスチナ人受刑者の代表と会見した際述べたもので、アッバス議長はその際、「イスラエル当局に拘留されたパレスチナ人受刑者問題は、人道的な問題だけではなく、より大きな点で言えば政治問題であることから、パレスチナ側は、イスラエル側といち早く交渉と行い、この問題を解決していきたい」と述べました。

　同じ日、一部のパレスチナ武装組織は声明を発表し、「イスラエルがパレスチナ人受刑者を釈放したのは、国際世論を欺くためである。というのはこれまで釈放されたパレスチナ人は多くが刑期を終了した人たちだからだ」とした上で、すべてのパレスチナ人受刑者を釈放するようイスラエル側に要求しました。