イスラエル当局は21日、これまでのパレスチナ側との協議に基づき、500人のパレスチナ人受刑者の釈放を開始しました。
当日朝、150人のパレスチナ人受刑者を乗せたバスがイスラエル南部のエジプト国境付近にある軍事刑務所から出発し、ヨルダン川西岸とガザ地区にある検問所に向かい、そこでこれら受刑者をパレスチナ側の管轄区に送りました。
関係者は、当日夜、イスラエル当局は、残る350人のパレスチナ人受刑者を釈放するとしていますが、イスラエルを標的とする攻撃活動にはこれからは参加しないと表明することが今回のパレスチナ人受刑者の釈放の条件となっているということです。
報道によりますと、今月8日、イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長はエジプトで行われた首脳会議で、イスラエル側が900人のパレスチナ人受刑者を二陣に分けて釈放することで合意に達していたものです。
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