今年の2月9日の春節前後に起こる交通ラッシュ期間、中国語で「春運」と言いますが、今年は中国全土でなんと19億人以上が移動をすると見られています。
今年の政府が定めた「春運」は1月25日から3月5日までで、移動者数は去年の3.4パーセント増しだそうです。
その一方で、マイカーで旅行をする人も増えているということです。「海南島と一周ドライブ旅行」といったパッケージツアーを売り出す旅行会社も増えているそうです。中でも、深セン、広州、上海といった大都市でのマイカー旅行者が全体の60パーセントを占めているということです。
春節の恒例テレビ番組といえば、日本の「紅白歌合戦」に似た「春節聯歓晩会」があります。歌あり踊りあり、芝居ありのこの娯楽番組には、知名度アップのためにも是非出たいと望む歌手や役者が多いそうです。
家でテレビを見る人もいれば、春節恒例の「廟会」(日本語の縁日)に出かける人も多いです。
「地抎公園」内でやっている縁日は、北京市内の縁日の中でも規模が大きくて、とてもにぎやかです。日本の縁日のように食べ物の屋台や例えば春節を迎えると家の窓などに貼る赤い切り紙の「窓花」などの縁起物を売る屋台がたくさんでます。
北京市内では、縁日の食べ物の屋台で出される食品に対して、厳しい検査が行わたそうです。北京市内の区によって縁日内に毎日係りの人を配備し、消費者からの苦情を受け付けるのです。食品検査で不合格となった屋台は、即刻撤去される場合もあるようです。
また、縁日では演芸を見せる舞台が設置されていたりして、春節気分が漂っています。日本で言う「漫才」にあたる「相声」では、市民に親しみのある内容を、面白おかしくストーリーに仕上げ、一人もしくは二人で漫才をするのです。その他に、カラオケ大会もあります。歌いたい人が舞台上に立って、多くの人の注目を浴びて歌うのです。
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