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アメリカのブッシュ大統領はこのほど、819億ドルの追加支出予算案を議会に提出しました。この予算案は今年、イラクとアフガニスタンに駐留する米軍の経費を負担するもので、アメリカの反戦団体と民主党の人々は「ブッシュ政権の政策の誤りによって、アメリカはイラク戦争とアフガニスタン戦争のために大きな代価を払い、イラクとアフガニスタンはアメリカのお金を喰う「底なしの穴」となりました。
9・11同時多発テロ事件発生後、アメリカはアフガニスタン戦争とイラク戦争、テロ取締り活動のために拠出した財政支出総額は2000億ドルを超えましたが、中でもイラクとアフガニスタンの再建活動に用いられた支出総額はすでに270億ドルに達しました。去年の夏、ホワイトハウスはイラクとアフガニスタンの駐留米軍の軍事活動と再建活動のために250億ドルを調達するよう議会に要求しました。この14日、ブッシュ大統領はイラクとアフガニスタンの米軍駐留経費を柱とする819億ドルの追加支出を新たに議会へ要請しました。これが決まれば、アメリカがこれらの戦争と国家再建活動のために支出する資金総額は3000億ドルを超えます。
ブッシュ政権の今回の800億ドルの追加支出について、民主党議員とイラク戦争反対グループは強く批判しています。多くの人々はアメリカがイラク戦争のために1週間に支出した額は10億ドルを超えましたが、先月末まで、イラク選挙期間、イラク国境内のテロ事件が増える一方で、イラク再建プロセスも遅れており、米軍がイラクで直面する困難はお金だけで解決できないと見ています。また多くの人々はアメリカの増える一方の財政赤字を心配しています。今年、アメリカの財政赤字は4270億ドルになり、過去最大に達すると見込まれています。
この800億ドルの追加支出がブッシュ大統領が先週に提出した2006年の財政予算案に含まれていませんが、今年の追加予算としています。関係者によりますと、ブッシュ政権はこの追加支出を単独にすることは2006会計年度の財政赤字がそんなに大きいと見えないようにするためです。次は、軍事支出の伸び率が大幅増と見えないようにするためです。
関係筋によりますと、予算案は民主党などの強烈な反対を受けていますが、共和党に制御されているアメリカ議会で可決されることはそんなに難しくないと見られています。ブッシュ大統領は14日声明を発表し「この追加支出の大部分はイラク駐留米軍の経費とする。また、この支出は米軍のテロリストの逮捕と殲滅活動に用いられ、アメリカの中東地域の平和と民主主義の建設にプラスとなる」と指摘しました。アメリカ議会は国家安全と利益に関わる問題でリスクを冒し、この追加支出予算案に反対することにならないと見られています。
関係筋によりますと、ブッシュ大統領は800億ドルの追加支出予算案を提出することはイラクとアフガニスタンの戦後再建支出がブッシュ政権の当初の予測を遥かに超えたことを示したとのことです。下院の少数派リーダーのペロシ議員は「アメリカのイラクでの目的は何か、その目標のためにいくらお金を投じるのか」と質問しました。
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