国連のアナン事務総長は4日、ニューヨークの国連本部で、「国連のイラク石油食糧交換計画の不正事件の徹底的調査を支持する」と述べました。
アナン事務総長は、「現在、独立調査委員会が提出したものは初歩的な報告であり、最終的な報告は今年6月中旬に提出される。その時、国連は報告の結論に基づいて行動する。国連はいかなる形式の不正や汚職も許さず、関係責任者を厳しく処理する」と強調しました。
独立調査委員会が3日国連安保理に提出した初歩的な報告は、「『石油食糧交換』計画を担当した前国連高官のセバン氏はイラク前政権に石油の輸出割当を要求し、また、イラクの石油輸出業者の選定を行う際にもに間接的に介入した」としています。
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