中国外務省の孔泉スポークスマンは3日北京での定例記者会見で、「中国側は、アメリカがEUの対中兵器売却禁止措置解除を妨げる必要はないと考えている」と示しています。
報道によりますと、アメリカ下院はこのほどEU・欧州連合の対中兵器売却に反対する決議案を採択し、また下院情報委員会は中国がアメリカの脅威になる可能性について公聴会を開きました。孔泉スポークスマンは、これについての記者の質問に答えた際、「中国側は、EU の対中兵器売却禁止措置が冷戦時代の産物で、もう時代遅れとなっており、現在の中国とEU の戦略的パートナー関係が全面的に発展する情勢の下で、この禁止措置は時代の発展に合わないだけでなく、中国とEUの関係発展にとっても不利であると考えている。中国側はこの禁止措置を早期取り消すようEU に求めている」と述べ、更に「中国がこの禁止措置を取り消すようEU に求めているのは、中国がEU から大量に武器を購入することを意味していない」と強調しました。
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