中国外務省の孔泉スポークスマンは3日、北京での定例記者会見で、「中国は、スーダン政府がダルフール問題で更に措置を講じることを希望しており、また、この問題で一層重要で積極的な役割を果たすようAU・アフリカ連合に求めている」と表明しました。
孔泉スポークスマンは記者の関連質問に答えた際、「中国は、一貫してダルフール情勢に関心を寄せており、スーダン政府がさらにダルフール地区の人道的問題を緩和することを希望し、またそれを促してきた。このほど、スーダン国内は、南北和平プロセスについての協定に調印し、AUサミットでも、各国指導者はこれについて共通の認識に達した。ダルフール地区では、スーダン政府の努力は、ある程度の成果を収めている。当面の情勢の下で、国際社会がダルフール問題についてスーダン政府に圧力をかけたり、制裁を加えたりすることを主張しない」との考えを示しました。(02/03)
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