30日のイラク国民議会選挙が近づくにつれ、イラク駐留アメリカ軍、各投票所とイラク警察などが29日相次いで、反米武装勢力による襲撃を受け、バグダッドは29日から戒厳令を実施しはじめました。
当日早朝、バグダッドの北東部の町ハナキンにある投票所付近では、自動車による自爆事件が発生し、イラク国民自衛隊の兵士3人とイラクの民間人5人が死亡しました。
北部の都市サマラでは、イラクの民間人3人が道端に仕掛けてあった爆弾が爆発して死亡し、また、サラハディン州北部がロケット弾の襲撃を受け、イラク兵士3人が死亡しています。このほか、イラク反米武装勢力はモスル南部の投票所で爆弾を起爆させ、保安員1人が死亡しました。
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