今月30日に予定されているイラク国民議会選挙を控え、いくつかの国々は27日、イラクの選挙問題について改めて注目する考えを示しました。
アメリカのブッシュ大統領は27日、イラク暫定政府のヤワル大統領と電話会談を行ない、いかに多くの有権者に投票させるかについて、安全問題について検討しました。伝えられるところによりますと、ブッシュ大統領がこの間選挙問題についてイラクの指導者と電話会談を行なうのは今回が7回目だとのことです。
トルコの副首相でもあるギュル外相は同じく27日、イラクの選挙が順調に行なわれるよう希望するとのトルコ政府の姿勢を示し、「トルコは現在イラク選挙とイラク北部のキルクークの情勢に注目しており、キルクークのすべてのイラク人が平和的に共存し、イラク人民を真に代表する政府を選ぶ必要がある」と強調しました。
ヨルダンのアブドラ国王は27日、「イラクの選挙はイラクの安全や安定の実現と、民主的な新しいイラクの建設への現実的な道だ」と表明し、あらゆるイラク人が選挙に参加するよう呼びかけました。
これと同時に、ロシア外務省は当日コミュニケを発表し、「イラクの当面の安全情勢を考慮して、ロシアは今回のイラク選挙に監視団を派遣するつもりはない」と述べました。
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