1月30日に予定されているイラク選挙が順調に行われることを確保するため、イラク暫定政府は22日「29日と30日バグダッド国際空港を閉鎖する」と発表しました。同日、またもやイラク国民治安部隊の兵士15人が武装組織に射殺されました。
イラク暫定政府のナジブ内政相は、当日「暫定政府は空港を閉鎖するほか、選挙前後の3日間、多くの地域で夜間の外出禁止令を実施するなど一連の安全措置を講じる。またイラク治安部隊もすでに警備態勢に入った」と述べました。これはイラク側が現在の厳しい治安情勢に応じるために取った安全措置です。
22日アンサル・アル・スンナ軍と名乗る武装組織が、イラク国民治安部隊の兵士15人を射殺しました。
別の報道によりますと、国連の選挙監督担当の高官カルロス氏は、22日バグダッドで「現在イラク選挙を行う上での治安状況はなおも十分ではなく、選挙当日、混乱が引き起こされる可能性はあるが、選挙は予定通り1月30日行われる」と語りました。(01/23)
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